会社案内およびパンフレット制作における注意点は、「読み手が関心を持てるか」、「読み手が興味を持てるか」という観点を作り手が考慮できるかがポイントになります。まず初めに、文章、色、画像、レイアウトを読み手の観点からどういう印象に見てもらえるかを考えます。次に、パンフレットの基調明度・色、イメージ、文字フォントなどに工夫を施します。ここでの注意点は、作成にあたって「ラフ案」を検討することです。なぜならこのように事前にパンフレットについて計画を立てなければ全体的にあやふやになってしまうからです。

また現在既に使用していたパンフレットを新たにリニューアルする場合は、そのリニューアルしたい動機によって制作する上でのポイントが異なってきます。例えば、デザインや構成の面での刷新、現状のものに対する問題の解決、コンテンツの大幅な刷新、等においても、再度「読み手の心に届くのか」というポイントにおいて再検討することにより、さらに良いパンフレットになるでしょう。パンフレットで訴えたいこと、またどのようなターゲットに読んでもらいたいか、その時どのような効果を期待するか、実際にいつ投入するのか、という観点からパンフレット全体のイメージを固め、だいたいのコンセプトが決まったら、パンフレットの全体の構成を考えます。

最近、色々な印刷物を見る機会があったのですが、なんとなく思ったのは割と紙の品質でよく見えるものだなあということです。まあ、写真なんかがそうですよね。特に会社案内のような与信に直結するような場合は、あえて中は奇をてらう必要なんかないと思います。むしろ真面目に必要なことだけを書いて、その分を紙の品質に投資しましょう。